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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第17章 おかおをみせて※《宇髄天元》



波奈はたまらず宇髄の首に手を回し、宇髄に跨った。

「波奈?」

「…最後までわたしがしていいでしょうか?」

そう言った後に、波奈はカアアァと首まで赤くなってしまった。
宇髄は波奈のその言葉に少し驚いている。

「このまま?」

「こ、このまま…」

宇髄はじっと波奈を見つめる。

「あの、宇髄さん」

「なに」

「あの…わたしの顔を見ながらいれるの、嫌ですか?」

と問うと、宇髄は驚いたような顔をして、目を見開く。

「…その、いれるときはいつも後ろからなので、

あ、後ろからでもすごく気持ちいいんですが、

わたし、すぐ泣いちゃうから、宇髄さん嫌なのかなって、

思って」

ここ最近もやもやとしたことを、言ってみる。

「嫌なわけねーだろ」

「…え、でも」

「そんなのお前が可愛すぎるからに決まってんじゃん」

「…は、?」

斜め上からの回答で素っ頓狂な声をあげてしまった。

「気をやる俺をみたいとお前は言うけど、俺だってお前の気をやる顔は何回でも見たい。けどお前いれたら泣くし、それ見ちゃうと歯止めが効かなくなんの」

「…え、…え?」

「可愛く泣いてるの見て気持ちが良いんだと勘違いしてますます手ひどく抱きたくなるし、これでも抑えてるんだよ、偉いな俺」

「そ…っ」

そうだったんですか、そんなばかな。
というか、あれで抑えてるなんて…と突っ込みたいところはたくさんで頭がまわらない。


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