満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第17章 おかおをみせて※《宇髄天元》
波奈は宇髄の大腿部の上に、ゆっくり跨る。
震える手で宇髄の肩に手をつく。
心臓がバクバクとうるさい、きっと宇髄には聞こえている。
「く、口吸いをしてもいいでしょうか…」
「どうぞ?」
ふ、っとまた笑われた。
じっと波奈を見つめる宇髄。その視線でまたカッと顔を赤くしてしまった。
これだけでこんなだから、最後までできるだろうか…。
と一瞬不安になる。
ゆっくりと宇髄の唇に自身の唇を重なる。柔なか感触。
「…んっ!」
急に宇髄が波奈の口に舌を侵入させてきた。
驚いて唇を離す。
「う、宇髄さんは手を出さないでください…っ」
「手は出してねーよ」
宇髄はべっと舌を出している。
完全に遊ばれている。うぅ…。
「もう口吸いしねーの?」
「し、します…」
もう一度、波奈は宇髄に唇を重ねた。