満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第2章 傷を癒す※《煉獄杏寿郎》
「ふむふむ。少し痛むのですね」
意を決して、顔を赤くしながら胡蝶に相談すると、
「では傷を癒す保護剤のお薬を出しておきます。湯浴みのあとに患部に塗ってください!
もう血は止まってるなら安心していいかと思いますが、痛みが治らない場合は蝶屋敷にいらしてくださいね!」
たんたんと、にこにこしながら薬を用意してくれた。
「胡蝶さん…!ほんとにありがとうございます」
てきぱきしているしのぶは本当に心強かった。杏寿郎が怪我をしたときも、何かと波奈にも気を遣ってくれて、頼れるお姉さんだった。
「いえいえ!大好きな波奈ちゃんのためですもの!またいつでもきてくださいね!」
ぎゅっと波奈の手を取った。
それから胡蝶は波奈に大きく手を振り、煉獄家をあとにした。