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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第2章 傷を癒す※《煉獄杏寿郎》





「あらまあ、これは昨日いろいろと」

「…えっ!!!?」

肌襦袢をサラリと脱がされると、波奈の背中は昨日杏寿郎の口付けによって付けられた痕が個数あった。
波奈は、背中にあるそれを気づかなかったが、胡蝶の指摘によりはじめて気づいたのだった。

「こちょうさん、ちが、これは…っ!!」

「大丈夫ですよー照れなくて!うつ伏せになってくださーい」

うううぅ…
項垂れるように波奈は床につっぷした。
恥ずかしがってる波奈をよそに、
しのぶは触診をはじめた。




しのぶは波奈の内腿と腰に、痛みを緩和する薬を塗り込み、優しくマッサージした。

「はう、気持ちいいです、胡蝶さん」

「それはよかったです」

ふふ、と胡蝶は嬉しそうに笑った。

「波奈ちゃん、あと一つ聞いても宜しいですか?」

「はい、なんでしょう」

「痛みは他にはありませんか?」


波奈の顔を覗き込んで胡蝶は聞いた。


波奈はその言葉に、ぎくっとした。
腰と内腿は確かに痛いが、もう一つ波奈が気になるところがあった。

厠に行ったときに気づいた。
波奈のソコから血が少量でており、
月のモノの予定はまだまだであったので、原因は昨日の杏寿郎との交わりで間違いなかった。
初床のときも同じように血が流れてシーツを汚してしまったが、今回は少しばかりの出血だったので気付くのが遅かった。
初床のときのようにヒリヒリとした痛みがあるが、すぐに治るだろうと思っていたのだった。

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