満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第2章 傷を癒す※《煉獄杏寿郎》
「さ!腰を出してください波奈ちゃん」
「はひ?」
しのぶにお茶を出そうとしたところ、唐突に声をかけられ、素っ頓狂な声を出してしまった。
「腰が痛いと伺いましたよ。
煉獄さんから診てほしいと依頼を受けました」
「杏寿郎さんが?!…え?!」
しのぶは恥ずかしがる波奈を構わず、帯をするすると解いていった。
「愛されてるんですね、波奈ちゃん♩」
ほぼ強引に帯をほどかれ、腰をみせるように促された。
しかし、杏寿郎がそういうふうに胡蝶に頼んでくれたのならば、診てくれるのを拒否することはできない。
そう思って杏寿郎も胡蝶に声をかけたのだろう。
波奈は少し恥ずかしかったが、意を決して胡蝶に診てもらうことにした。