満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第16章 理性と欲情の狭間で※【宇髄天元】
あっっ……ぶねーーーーー!
宇髄はカーーーと顔を赤らめ、両手で顔を覆う。
セーフ?セーフか?いや限りなくアウトに近いセーフか?
波奈があのまま絶頂を迎えずまだ色欲に溺れていたら、俺は波奈にどうしていたかわからない…。
宇髄は自分の思考にゾッとしながら、すやすやと寝ている波奈を見つめた。
波奈は先程とは打って変わって、未だ幼さが残る可愛い顔で静かに寝息をたてている。
宇髄はハーーと大きくため息をつき、波奈をそっと横に抱き寄せた。
それから胸のボタンを素早く留めていく。
めくれているスカートからは細い太ももが出ているが、見ないように天を仰いでスカートを直した。
「……よし、もういこ」
ぐったりと疲れた自身の身体に気合を入れて、
波奈を抱きながら林を後にした。