• テキストサイズ

満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第16章 理性と欲情の狭間で※【宇髄天元】



ーーーってだめだ、こいつは嫁入り前の小娘だぞ。
しかもまだ15の。

あらゆる葛藤がぐるぐると目まぐるしく宇髄を襲う。

「…おねが、します…っ」

波奈の、白の白衣のワンピースの奥から、くちゅんといやらしい水音が流れるのが聞こえる。
なぜ、俺はこんなに耳が良いのか、
このときだけは自分の能力を恨んでしまう。


…ただ、このような波奈の苦しさを、早く解放してやりたいとも思うのだ。溜まった熱を、発散させられれば、少しは楽になるだろう…。
これは苦しんでいる部下を救うため。
悪魔でも上官としての責務。


「……わーったよ。なんとかしてやるから…っ」

とりあえず、藤の家紋の家…っと歩みを進めようとした。
ーが。

「…っま、まてないです、…」

「…まてないって、」

ここですんの?と
宇髄は動揺して波奈を見つめると、
コクコクコクと何度も頷く波奈。

「…」

宇髄は波奈を横抱きに抱いたまま、ゆっくりと腰を降ろした。



/ 818ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp