満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第15章 合間のいたずら※《宇髄天元》
部屋に残された、波奈と宇髄。
宇髄はつかつかと波奈のそばは歩み寄った。
「…なにしてんだおまえは〜〜っ!」
「ひゃっ…な、なんにもしてないでひゅ」
片手でほっぺを掴まれ、波奈は上手く喋れない。
「お前もっと人を警戒しろよ、男とふたりっきりになりやがって」
ぶつぶつと宇髄は波奈に言うが、いまいち宇髄の言いたいことが伝わっていない様子であり、その反応も宇髄を苛立たせた。
わたしはここで隊士を介抱してたまで…とでも言いたげだ。
波奈は本当に、慕われることが多いのだが、いまいちそれをよくわかっていない。