満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第14章 天元様は呼ばれたい※《宇髄天元》
「やあ、波奈!宇髄!久しいな!」
縁側から大声でひょこっと現れたのは、黄金と赤色の髪、隊服に太陽の柄の羽織りを羽織った、炎柱、煉獄杏寿郎だった。
「おー!煉獄じゃん。どうした?」
柱会議依頼の煉獄に駆け寄り声をかけた。
「なんともないが定期検診だ。胡蝶に呼ばれてな」
こないだの任務で派手に怪我した煉獄は、こうやって時々胡蝶の診察を受けていた。
「しのぶさんなら、診察室にいらっしゃいますよ!」
波奈が洗濯物をかかえながら、杏寿郎に声をかけた。
「あぁ、ありがとう!では行ってくる!」
.....
「杏寿郎さん、いってらっしゃいませ!」
波奈のその一言で、宇髄はピタッと固まってしまった。
波奈はヒラヒラと煉獄に手を振り、煉獄もそれに応えている。