満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第13章 幼い恋心《宇髄天元》
いつもは恋文を貰っても、
なんでわたしなんでしょうね〜もっと良い人がいますよね〜とへらへらと笑い、
その恋文をぽいっと燃やすようなやつだ。
だが、今回は
縁側に座って、大切そうにその恋文を読み
頬を赤く染めてハアとため息をついてるのだ。
こいつに、こんな顔をさせてんのは一体どこのどいつだ。
しかも真っ赤になって、俺にその恋文を隠すような真似して。
宇髄は怒りが腹の中からメラメラと燃えてくる。
「ーーあっ!」
宇髄はひょいっと波奈から恋文を取り上げた。