満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第12章 残りの香り《宇髄天元》
「んああ!これ美味しすぎます…っ!」
「ほんとだ〜!おいしいねー!」
運ばれて来たフルーツパフェとチョコレートパフェに波奈と炭治郎は幸せそうな顔で頬張った。
「「美味しいねー」」
と2人で目を合わせにこにこと笑いあう波奈と炭治郎。
その様子を、甘露寺、煉獄、胡蝶の柱3人は保護者のように見守った。
何この2人!可愛いわ可愛すぎるわ…!
甘露寺蜜璃はキュンキュンと胸を高め、
仲良きことは美しいことだ!
と煉獄杏寿郎はじっと見つめた。
胡蝶しのぶはあらあらと頬を緩ませる。
こいつら仲良すぎじゃねーか?
と、ただ1人宇髄天元は、複雑な心境で2人の様子を見た。
歳も近く、性格もまあまあ似ているから、気が合うのだろうか。
宇髄はムカっとした怒りの感情が身体をよぎった。