満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第9章 雨音と君の音《宇髄天元》
「…っはっ…っ」
宇髄は思わず波奈の口に唇を押し当て、
そのまま舌を侵入さすと、波奈はビクっと後退りし、その舌から逃れようとする。
が、宇髄は手を波奈の後頭部を押さえつけて、波奈は逃れる術を失う。
宇髄はそれをいいことに、波奈の舌を絡めとる。
「…っ…んーーー!!」
波奈は息ができず、バンバンと宇髄の肩を叩いた。
宇髄が波奈を解放してやると、
顔を真っ赤にして涙目の波奈が、ハアハアと息継ぎをしていた。
「…ぶっ」
その様子に宇髄が思わず吹き出すと、波奈は真っ赤にして宇髄を睨む。
「宇髄さん、からかってますよね?」
「お前が可愛すぎてどうにかなりそう」
宇髄はクククっと笑いを堪えた。