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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第9章 雨音と君の音《宇髄天元》
「ついたぞ。ーーーおい、大丈夫か?」
「ひゃ…ひゃい」
ゆっくり地面に降ろされた時には、
波奈は目が回り、くらくらと目眩がして状況を把握できない。ゆっくりと視界をどうにか確認すると、目の前は藤の家紋のお屋敷の前だった。
「いくぞ」
パッと手を掴まれ、宇髄はぐんぐんと玄関へと進む。
「あ、え、ちょ…」
ふらふらしながら必死に彼に着いていく。
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