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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第7章 しんぱいごと※《煉獄杏寿郎》



「お茶淹れますけど、杏寿郎さんも飲みますか?」

「あぁ。よろしく頼む」

了解です!と腕まくりをしてお湯を沸かした。
こうして帰ると、杏寿郎さんが待っているなんて結構テンションが上がるモノだなあ。。と幸せな気持ちになり、鼻歌を歌ってしまう。

「ご機嫌だな」

「えへへ♪あ、紅茶はミルクいりまーーー?!」

冷蔵庫から牛乳を取り出すと、杏寿郎は波奈の手首をグイっと掴んだ。

「ーーー杏寿郎、さん?」

「駅前のガラス張りのお店は、お洒落な雰囲気だなあ」

「ーーーえ、」

「女子会と言って出かけたのに、俺が見たところそうは見えなかったが?」

杏寿郎は顔では笑っているが、めちゃくちゃ怖い笑顔で、波奈のほうをじっと見つめた。
波奈は杏寿郎のその顔をみてサーーーと顔が青くなる。

「み、みたんですか?」

「駅前を宇髄と歩いてたらたまたま見かけた」

「…えっと、あの、聞いてください?」

「言い訳ならゆっくり聞こうか?」

杏寿郎が黒い笑顔で、ニコっと笑った。
顔の血管が浮いてる…。
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