• テキストサイズ

満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第6章 2回目の情事※《煉獄杏寿郎》



そんな素直に言う波奈に、杏寿郎はギュン!っと胸を鷲掴みにされたようだった。

「…それはよかった」

波奈は杏寿郎の手首をパシっと掴む。

「…どうした?」

波奈は、真っ赤な顔で、もじもじと何か言いたげだ。

「ん?」

「…きょ……も」

「?」

「…きょ、杏寿郎さんも…

…気持ちよくなって欲しいです」

波奈はもう杏寿郎の顔を見れずに俯きながら小さな声で言った。

杏寿郎は、そのようなことを言われるとは思っておらず、ドっと心臓が鼓動した。

そして、自分の手首を掴んでいた波奈の手をほどき、波奈の両手首を波奈の顔の横へと押さえつけた。
びくっとした波奈の目は、杏寿郎の目をとらえる。
杏寿郎はフーーとため息のような息をついた。

「ーーーーきょ、」

「ーーーできるだけ優しくする」

「っ…は、はい…」

グッと何かのスイッチが入ったような杏寿郎を見て、波奈は小さく返事することしかできなかった。


/ 818ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp