満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第6章 2回目の情事※《煉獄杏寿郎》
「いただきます!!」
「どうぞ!!」
「うまい!!」
さつまいもが入ったクリームシチューを
ニコっと嬉しそうに笑いながら頬張る杏寿郎を見て、なんとも嬉しさが込み上げた。
「おかわり!」
「はや!」
驚きつつも、おかわりをもりもりとよそった。
「うまい!!」
「良かったです!」
可愛い!杏寿郎さん可愛い!
と思いながらその食べっぷりを眺めた。
杏寿郎さんの仕事を待ちながらご飯を作って、おかえりと出迎えて…そんな幸せな未来があったらいいな。
「仕事から帰ってきて、毎日波奈がこうしてご飯を作って待っていてくれたら幸せだ」
「へっ…!」
にこにこと笑いながら杏寿郎がポロ、と言った。
すると、杏寿郎がハっと気付いたような顔をして
「んんっ!も、もちろん、その、プロポーズは、順を追って、」
杏寿郎は顔を赤くして焦ったような顔をするものだから、
それに釣られて波奈も顔を赤くさせた。
「わ、わたしも、同じことを考えていたので、嬉しいです…」
「そ、そうか。うむ、おかわり!!」
「はや!」
杏寿郎はもりもりと夕飯をたいらげていた。