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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第6章 2回目の情事※《煉獄杏寿郎》



「うむ!良い匂いだ!」

杏寿郎がキッチンに入ってきて、お鍋の中を覗き込む。
スーツのネクタイをゆるく外しながら。

「えへへ。寒くなってきたからシチューです。
杏寿郎さんが好きなさつまいも入ってますよ!
もうすぐ食べれますよ!」

「わっしょい!」

と喜ぶ杏寿郎さんを見てくすくすと笑ってしまった。
先生のときは見れなかった、子どもみたいな杏寿郎を感じて、1人できゅんと胸が鳴る。

「あ、杏寿郎さん、先にお風呂ですか?それとも……。…」

は!っと思って1人でにカーーっと赤くなってしまった。
このセリフは、…!

「ははは!なんだか新婚みたいな台詞だな」

「ごっごめんなさいっ!そんなつもりはなかったんですけど自然とでちゃって…っ」

「謝ることはない!…それとも、君にしようかな?」

「えっ…」

後ろから杏寿郎の手がスルっと波奈の肩を撫でて、耳元で囁かれたものだから、波奈はビクっと反応してしまった。

「なんてな!お腹が空いたからすぐ食べたい!」

ククっと揶揄うように、杏寿郎はスルリと波奈のそばを離れて、ネクタイを外した。

「あ、う、はい…っ」

波奈はしゅわしゅわと赤くなりながら、お皿を準備して、シチューをよそった。

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