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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第5章 その後の話※《煉獄杏寿郎》




「っ…は、はい…っ」

ネクタイを緩める先生のあまりのかっこよさにドキュンと胸が射られた。

杏寿郎はスル、とネクタイをほどこうとしたーーーが。

「ん?どうした?」

波奈は、杏寿郎の手を掴んだ。

「波奈?」

「………あの、」

「ん?」

「そ、そのままで、ダメですか…?」

「そのままとは?」

「えーと、だから、その…
シャ、シャツとネクタイをしたまま…」

カーーっと波奈は顔を赤くした。

「…ほう。なるほどなるほど」

杏寿郎は揶揄うような目で波奈を見つめた。

「君が望むなら、この先生の姿のまま、君を可愛がってあげよう」

ククっと杏寿郎は笑う。

「ーーー君も案外変態だな?」

「だっ…だあってーー!先生のこと在学中から片想いしてたんだもんーー!先生の姿がもうわたしの全てなんだもんーー!」

「…そうか。うむ。それはありがとう?」

恥ずかしがる波奈の言葉に、杏寿郎もキュンと胸を締め付けられ、動揺してしまいよくわからない返答をしてしまった。
そして、カチャカチャと自身のベルトを外しにかかった。
その様子を見て、波奈は思わず恥ずかしさで目を逸らす。

杏寿郎はベッド横のチェストの引き出しを開けて、コンドームを取り出した。装着している際も、波奈は恥ずかしくて目を逸らし、そわそわと待っていた。



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