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夢繰り屋 凛 第七章 『前編』

第6章 この後は?


へたり込んだ私の腕を掴み、
笑いながら立たせてくれた浩二君。

…どうするの?
今から、どうなるの?
二人きりやし…耳…噛まれたし…。

浩二君から目が離せなくなっていた。

「んで?そっから何するん?
 …起こしたけど、やっぱり押し倒す?」

…!!!

ドアにもたれかかって、翔太君が立っていた。

「ひゃあぁぁぁ~~。」

私は、鞄を手にして、一目散に飛び出した。
無理!!無理!!
恥ずかしすぎる!!
見られてた!!どこから~??
って言うか、ドア開いてたんや!!

山口さん!!閉めて帰ってよ~~!!

部室に浩二君と翔太君を
残してきたけど、もういいわ。

どうせ、今、二人を目の前に
普通にしゃべれるわけがないんやし!!

明日…明日の打ち合わせは…どうしよう。

って言うか、明日どんな顔して浩二君に
会えばいいんよ~…。

…告白…し損ねた…。

浩二君のバカ…。

…でも…もう…大好き…。


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