第1章 Mistake
舌が抜かれると首筋にチクリとした痛みを感じた
肩にも、肩甲骨にも、その痛みは続いた
私の中に侵入してくるそれは随分と奥まで入ってしまった
圧迫感に苛まれて下腹部が苦しい
「ぁ…っん…ぅ…蘭…さっ…苦しッ…」
「しーっかり俺の形覚えさせてやっからなー」
下腹部を撫でられたと思ったらすぐに大きな掌で押された
余計に圧迫されて苦しさが増してくる
のに少しだけ馴染んだような気がして
奥の方がむずむずして更に力が入ってその形を覚えるように締め付けてしまった
「ンな締め付けんなって、そんなに気に入った?」
「やぁぁぁっ‼︎あっ、あっ…はっ…」
下腹部を押した手はクリトリスをキュッと摘み腰に回した腕はしっかりとホールドされ何度も私の中を行き来して突き上げる
摘まれた瞬間もその後も何度もイってしまった
立ってるだけでやっとな脚は震え、ぐっと壁に腕を押し付けた
何度も何度も突き上げられ、私の声はバスルームに広がっていく
「スッゲー締まり、イイんだけど」
「ぁっ…あっ…もっ…」
「つか何回イった?イク時は言おうなー」
「イっ…あっ…イク…いっ…んぅっ、あぁっ」
さっきまでは苦しいだけだったのに今は快感に震えずっとこのままでいたいとさえ思ってしまう
こんなに気持ちイイなんて、大人になってから初めてかもしれない
「ちゃんと言えてエラいぞーたっぷりご褒美出してやるよ」
そう言うとさっきよりも中を抉る速度を上げ、奥に向かって何度も突き上げられた
「あっ、あっ、イ…はぁっ…イっ…ちゃう…」
「オラ、イけや」
何度イッたのかわからない、もう中はグズグズに溶けて内腿にまで伝ってくる
「っ…イキそっ」
「ぁっ、あぁ‼︎…ゃっ…う、うそ…」
中で熱くドロっとしたものが流れ込むのを感じる
ビクッビクッと跳ねるそれは間違いない
最悪だ…中で出された…
中から抜かれると私は冷たい床に崩れ落ちた
「はーっ…スッキリしたけど、ダリィな」
蘭は適当に下半身を流してバスルームから出て行った
放心状態の私も下半身から流れるそれをシャワーで流して、この先に待ち受ける絶望感を感じながらバスルームを出た
とんでもない男に抱かれ、中出しされ、血痕が残る足跡の付いた床に
さっきまで無かった大きく膨らんだ麻袋
大きく膨らんだ麻袋の中身は聞かなくても知っている
