第2章 Welcome to a new world
ナカで蠢く指はぐちゅぐちゅと音を立て、関節を曲げてぐっと押されると力が入り余計に感じてしまう。
「あっ…あぁ…ンぅ…」
次は肩に噛み付きキツく吸われた。
指の動きは止めず、痛みと快楽の狭間で
あの頃の二人には戻れないと、絶望する。
「やあぁぁぁ‼︎痛い‼︎いやっ…やめて‼︎」
肩甲骨の辺りを噛まれ、骨に歯が食い込み余りの痛みに絶叫した
噛まれた場所に舌のぬるりとした感触を受けるとジンジンとした痛みが走る
こんな痛みを受けながらも濡れるなんて、自分の身体に嫌気がさした
「あっ…」
指が抜かれると顎を掴まれ、唇に柔らかい感触があたり、舌を入れられた。鉄の味が広がっていく…
血が出るまでキスマークの付いた箇所を抉られた事に悲しくなった。
「裏切り者はどうなるか分かるか…?」
至近距離でマイキーが問いかける
「こ…殺され…る…」
震える唇は覚束ない
「約束どおり迎えに来たのに。…オマエはオレを裏切った」
「ぇ…あぁぁッ…ーーーッ‼︎」
腰を両手で掴まれるとマイキーの硬く熱いソレが勢い良く入って最奥に届く
「あっ、あっ、はぁ、んっ…」
待っていたと言わんばかりにナカが収縮しソレを締め付けてしまった
激しく何度も腰を打ちつけられ、何度もイき続けた
意識が飛びそうになる
うつ伏せの状態で、まるで人形のように力が入らない私は揺すられ続けた。
「まっ…て…ぁっ…ごめっ…なさい…」
「マイっ、キー…ご、ごめ…あぁっ‼︎」
私の言葉を無視して無言のマイキーが怖い
心では怖いと思ってるのに身体は言う事を聞かずに快楽だけを拾って矛盾している。
「ーーーっ」
マイキーは低く唸ると熱を放った
混ざり合った体液が溢れだして内腿の間に不快感を感じた
こんな惨めな姿で、私は殺されるんだ…
私は顔を上げると立ち上がったマイキーに銃口を向けられている事に気づいた。
彼は梵天のトップ、裏切りは許さない
でも最後にマイキーに、初恋の人に殺されるなら別に良いと思った。
マイキーの行動がなかったら私は自分の夢を叶えられなかったから。
「マイキー…最後に会えて…嬉しかった
夢を叶えて…また会えて良かったって…思ってる。
こんな形でお別れになるのは寂しいけど、、裏切ったのは私だから…」
"後悔はないの"