• テキストサイズ

Time to Time ーAS・Lー

第42章  招き猫とハリネズミ


「え・・・それ、ハリネズミ?」

突然目の前に出してきた、何本もの鋭い針を持つ動物に喩えられ、その表情をしかめた。

「なんでハリネズミ?」

「・・・だってよ、お前、出会った頃はこんなんだったぞ、まじで。どこ触ってもトゲだらけで」

「う”・・・」

「でもよ、知ってるか?こいつらは、慣れた人間は絶対ささねぇんだ!懐くとそいつのために次は針を出すんだってよ・・・お前にピッタリだろ?」

ニット笑いそれを差し出してくるエースの喩えに、間違ってはいない、もしろあってることに少し頬を染めるユキ。
そんなユキに、2人で選んだその2つを手に取りレジへ行こうとするエース。

「え?2つ買うの?」

「おう、俺も貯めれるだろ?部屋に2つ飾りてぇんだ」

眩しい笑顔を向けられ、ユキはまぁエースのものだしね、とレジへ行く。
お会計をしているエースの隣で、きらりと光るそれを見つけ、ユキは自然と目を奪われる。
/ 217ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp