• テキストサイズ

Time to Time ーAS・Lー

第40章  華麗な蹴り


そこで初めてユキの格好に気づいたエースは、その笑顔と初めてみる着飾ったユキに、目を大きく開いて固まった。

「・・・?エース?どうしたの?」

「・・・・・・・」

じっと下から上までユキを見るエースは、こちらを見守るナースたちに向けて親指を立てた。
エースの意図が伝わったナースも、同じように親指を立てながら答えた。

「ユキ、可愛いでしょう〜1番似合うものを着せてみたの!」

「おぅ!すげぇ似合ってる!ありがとな、ユキに付き合ってくれて!」

「いいえ〜それじゃ、ユキはエース隊長に任せますね〜」

お財布、お返ししまーすと投げつけたエースの財布は、預けた時よりずいぶん軽い。それにしっかり買い物してくれたんだとエースは満足する。

一方、屍となった男どもを踏みつけながら帰っていくナースたちに、ユキは置いていかれた・・・と少し寂しく思う。
/ 217ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp