第39章 着せ替え人形
「え?」
内心、あのことを聞かれているのかと焦るユキ。エースはオヤジさんとマルコ、そしてサッチに大まかに話してある、とだけユキに伝えていた。まさかその人たちから漏れた?と体を固める。
そんなユキとは反対に、ナースたちは真剣に聞いてくる。
「どうやってあのエース隊長を落としたのっ?」
「・・・へっ?」
「結構人気あるんだよ、エース隊長。まだまだ若いけど、あれで2番隊隊長、その腕っ節は一級品!・・・・なのに女に全く興味がないのか、ナースたちのなかで誰も彼を落とせた者はいなかったわ」
「島に寄ってサッチ隊長たちに連れ回されてるのを見れば、そーゆう欲求はあるんだろうけど」
「けど、あのエース隊長がどんな風に夜変わるのか、見てみたいわぁ」
「そうよねぇ、絶対激しいわよ」
「めちゃくちゃにされそう・・・・けど、言葉でもちゃんと伝えてくれそうよね・・・」
「案外めちゃくちゃ優しいかもしれないわよっ」
「それもあり・・・・」
「・・・で、どうだったの!?真相は!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ!?!?!?」
全く予想外なことを聞かれ、パチパチと目を瞬かせるユキ。しかし、段々と何で盛り上がっていたのかわかり、その顔を真っ赤に染め上げた。