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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第2章 居場所=三ツ谷隆





「あぁ、もしかして身体が良かったとか?」


その言葉を聞いた瞬間に三ツ谷は修哉の首元に手を掛けていた


「ぐっ…苦し…!」


「へぇ…じゃあこのまま首の骨でも折れたら苦しくなくなるかもな」


何の感情の色も見せずに修哉の首元にさらに力を込めようとすると破壊したドアから声が聞こえた


「おい三ツ谷ぁ お前が犯罪者になったらが悲しむぞ」


「へぇ、ここがの部屋かぁ、綺麗にしてんね」


三ツ谷を諌める声とその場にそぐわない様な発言をする人物に三ツ谷は目を丸くした


「ドラケン、それにマイキーまで…」


壊れたドアを器用に除けて室内に入ってくる2人に驚きの声を隠せなかった


「マイキーがどうしても行くって聞かねーんだよ」


呆れたような口調のドラケンはマイキーを見ながら溜め息をついた


「エマに聞いたらここら辺だって聞いたし、後はウロウロしてたらの家見つかるかなーって」


軽くそう口にするマイキーはが横たわっているベッドの端に腰を下ろすと


「あ〜あ〜にこんな事しちゃって…三ツ谷ガチ切れしちゃうよ?」


言いながら叩かれた頬を撫でながら「まぁ俺らもキレるけどね〜」と色の無い瞳で修哉を見た



「まぁ三ツ谷がソイツボコボコにすんのは問題ねーんだけど きっとの事だから気にすんぞ」



唯一まともな事を言うドラケンの言葉に三ツ谷は力を入れていた手を躊躇いがちに下ろした


「…っ!ゲホッ…ゲホ…!」



急に新鮮な空気が肺に入り込んだ修哉は思わず咳き込んでしまった


「…っハッ…あんたらもの知り合いか?」



息を整えた修哉がマイキーやドラケンを見ながらそう呟いた


「…ダチだけど?」



「ハハッ!ダチとか嘘だろ!?どうせアイツに誑かされたんだろ!」


「あ"ぁ"…?」


修哉の言葉にドラケンの額に青筋が浮かんだ


「そうやって何人もの男を唆すなんて アノ母親の血筋だろっ!?…ッがはっ…!」


そう喜々として高らかに叫ぶ修哉の米神を片手で鷲掴みした


「テメェがの母親の事を口にするな」











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