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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第1章 喧嘩するほど仲がいい?=佐野万次郎



はマイキーの事をあだ名じゃなく名前で呼ぶ

それはただの恋人同士の呼び方なんだろうけど普段、あだ名で呼ばれてるマイキーが名前呼びを許してるなんてにだけなんだろうけど それがとても特別な事に聞こえる


をマイキーに紹介したのは三ツ谷だけどまさかマイキーが一目惚れするとは思ってなかった


あれよあれよと言う間に付き合うまでの仲になったが身内同然のヤツのそういう話をリアルに聞くのは思ったよりも照れる


何にしろ早く仲直りしてもらいたいものだ

あの2人が楽しそうに笑ってるのを見るのは結構悪くない


そう思いながらをじっと見つめていると それに気が付いたのかが訝しがる目で三ツ谷を見た


「…何?」


「…別に…っと」


三ツ谷のパンツのポケットで無機質なバイブ音がする

携帯を見るとディスプレイに表示された名前を見るとスッと立ち上がって達から少し離れる


「どうした?電話してくるなんて珍しいな」


『三ツ谷に聞きたい事があって…アイツん家にいきなり行っても会ってくれるかな』


「あ…あー夜も遅いし明日の方がいいんじゃないか?」

電話の主はマイキーだった

きっと今日のドラケンの言葉が効いたんだろう

早く謝りたいって気持ちがヒシヒシと伝わってくる

だけどこういう時に限っては家にいる

今日はマイキーには悪いけど明日まで待ってもらうしかない

そんな時だった予想外の出来事が三ツ谷を襲った








「もうっ!姉ちゃんはルナが選んだ本を読むの!」


「ルナばっかりズルい!マナも読んで貰うのっ!」


まさかの大声で喧嘩を始める2人を慌ててが宥めていた

「ル…ルナちゃん、マナちゃん大声出したら近所迷惑だから」


当然マイキーには聞こえていて


『…ねぇ、何での声がすんの?』


電話越しでも感じるマイキーの圧に三ツ谷は背筋がヒヤっとした






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