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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第1章 喧嘩するほど仲がいい?=佐野万次郎



「取り敢えずそろそろちゃんとに謝らねーとこのまま嫌われたまま終わんぞ」


「えっ!?俺、に嫌われんの?ぜってーヤダ!」


ドラケンの言葉に過剰に反応したマイキーは慌てて携帯を取り出して電話を掛ける


「だーっ!やっぱり出ねぇ!」

そう言って頭をガシガシ掻きむしるマイキーを複雑そうな目で見つめていたのは三ツ谷だった





あの後すぐに帰路に着いた三ツ谷は何か考え込むような顔をして自宅へと戻り家のドアを開けた


「あ〜っ!お帰りなさい お兄ちゃん」


そう言いながら足に縋り付いてきたのは妹のルナだった

「ねぇねぇちゃん、お兄ちゃん帰ってきたよ!」


「そうだね、じゃあ寝る準備しようか」


リビングのテーブルでもう一人の妹、マナを膝に乗せながら折り紙で遊んでいたはマナに向かってにっこり微笑んだ


「…また来てたのかよ…」


「いいじゃない、それが幼馴染に言う言葉?」


そう言ってマナと一緒に片付けているのは先ほどさんざん話題に上がっていただ


何故が三ツ谷の家にいるのかというと


と三ツ谷は所謂幼馴染みだ


小さい頃からちょくちょく遊んだりしていたが最近は妹の面倒を度々見てくれる


「別にいいけど男の家にいるって知ったらマイキーブチ切れんぞ」


言いながら玄関で靴を脱ぎ、手を洗いに洗面台に向かう


「私はルナちゃんとマナちゃんに会いに来てるの、別に隆くんにじゃないもん、そもそも万次郎には関係なくない?」


「いい加減、仲直りしろよ 集会のときスゲー怖いんだけど…」


手をタオルで拭きながら戻ってくる三ツ谷はに向けてそう言ったが"知りません"というような素振りをした


「別に…万次郎が謝るなら考えなくも無い…」


「…頑固」


すね気味にそっぽを向いて呟くに三ツ谷は苦笑いを向けた








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