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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第2章 居場所=三ツ谷隆




「…え?今日はルナマナちゃん達いないの?」


三ツ谷の家でルナマナと遊ぶことが日課になっていたは訪れた三ツ谷家の前で残念そうな顔を三ツ谷に向けた


「今日、急に友達の家でお泊り会があるみたいで喜んで行ったよ」


頭をポリポリ掻きながらそう呟くと三ツ谷を見てもまた残念そうな顔をする


ここ、1ヶ月余り は三ツ谷の家に遊びに行くことが多くなった
時には2人に強請られ泊まったりして朝に帰宅することが多くなっただが当然気にされる事はなく 寧ろにとっては息苦しい家にいるよりは遥かに幸せな時間であった


「そっかぁ、じゃあ今日は家に帰るね」


そう言うだが、本当はどこかファミレスにでも行って時間を潰してから寝静まった時にコッソリ家に入ろうと考えていた



「…なら今日は俺に付き合ってくれないか?」


少し考え込んだ三ツ谷にそう提案されては首を傾げた



※  ※   ※   


夜の武蔵神社 いつもの様に東京卍會の集会がある為に特攻服を着た人がワラワラといる


その中を特攻服で向かってくる三ツ谷の姿があった


いつもと違うのは後ろに誰かを連れて



「あれ?三ツ谷 誰か連れてきてね?」


「マジだ 珍しいな」


マイキーとドラケンの声に反応して三ツ谷へと視線を向けるがその視線は直ぐに後ろへと注がれる


「なぁ、ドラケン 今日エマちゃん来てる?」


「来て早々イキナリだな 来てんぞ」


「ちょっとぉ三ツ谷、普通兄貴に聞かない?」

そう言って不満そうに頬を膨らますマイキーに三ツ谷は笑って「悪ぃ悪ぃ」と言った


「何?ドラケン」


ドラケンに呼ばれてパタパタと走ってきたエマは集会前に呼ばれたのが嬉しくて笑顔で寄ってきた


「ごめん、エマちゃん 呼んでくれって頼んだの俺なんだ」


「三ツ谷が?どうしたの?」


思っても見なかった人物に呼ばれてエマは不思議そうに三ツ谷を見た


「エマちゃんにお願いしたい事があって」


そう言って三ツ谷は自分の後ろに隠れている人物を前に出した




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