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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第2章 居場所=三ツ谷隆




「誰?この子」

三ツ谷の前に出されたのはこの場にいることがいたたまれないような表情をしているだった


かろうじて表情が分かるくらいの眼鏡にキチッとした2つ結びの女の子


三ツ谷の友人にしては珍しい出で立ちだ


「この子、俺の友達なんだ こういう場にあまり来たことがないみたいだから少し一緒にいてくれないかな?」


「まぁ、三ツ谷がそう言うなら…」


本来ならばあまり関わらないタイプだけど三ツ谷が珍しく頼み事をするのだから断れない


チラリとを見れば少し怯えた表情を見せて深々とエマに向かって頭を下げた


「あのっ…と言います ご迷惑でしょうがよろしくお願いします」


「ウチは佐野エマ ヨロシク」


「いいか、エマちゃんと一緒にいれば大丈夫だから 離れちゃ駄目だからな」


そう念を押す様にに言うとは勢い良くコクコクと頷いた


「ん、ヨシ」


言いながらの頭を撫でるその顔は誰が見ても恋をしているような顔であった


「じゃあ、ウチらはあっちに行こうか」


「はっ…はい!」


クルっとエマが向きを変えるとその後を慌てて付いていくの姿があった


その後ろ姿を名残惜しそうに見つめる三ツ谷を周りのメンバーは面白そうに見ていた


「アイツがねぇ…」


「三ツ谷にも春が来たかぁ」


マイキーやドラケンがニマニマと見ている後ろでヒョコッと金髪の髪が揺れた


「あっ…あの、三ツ谷くん!」


「ん?何だタケミッち」


三ツ谷に声をかけてきたのは最近来るようになった花垣武道 通称 タケミッちだ


「三ツ谷くんさんと友達だったんですね」


そう聞いてくる花垣に三ツ谷は首を傾げた



「そういうタケミッちはさんの事知ってんの?」


「はい、学校が一緒なんスよ」


そう言えば知り合ってだいぶ経つけど彼女の学校生活の事や友人関係なんて1つも知り得ない


そもそもの口から聞いたことがないから少し好奇心が沸いた


「タケミッちから見たさんの学校の様子ってどんな感じ?」






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