第9章 私はモブになりたい
その日の夜 はウキウキしながら神社の階段を駆け上がっていた
が上りきった目の前にある光景は間近で見てみたかった沢山の特効服の人達とバイクの音であった
(うわっ、やっぱり間近で見ると迫力があるなぁ)
想像していた以上の迫力にボーッと眺めてしまった
その様子に近くにいた隊員の1人がに近寄って来た
「おい、ガキがこんなとこにいると危ねーぞ」
「ひっ…!」
思わずビクっと肩を揺らすとその様子に気が付いて周りから他の隊員もワラワラと近寄って来た
「あ?道に迷ったのか?」
「バカがお前、こんな夜に小さいガキが道に迷うかよ」
「あ…あの…その…待ち合わせを…」
「待ち合わせ!?こんな所でか?」
「ここが東卍の集会場って分かってんのか?」
「分かってたら相当バカだなっ!!」
「ははっ!!違いねぇ!」
言いながらケラケラと笑う彼等にはハラハラと気が気ではなかった
もしこれを聞かれていたら…
「…へぇ?俺ってバカだったんだ」
聞かれてたー!!