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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第2章 居場所=三ツ谷隆




「もしもし ドラケン?」


言いながら三ツ谷はちょっとごめんというように自分の部屋へと引っ込んだ


「お兄ちゃんはね、今日は『シューカイ』の日なんだよ」


「『シューカイ』?」


聞き慣れない言葉には首を傾げていると三ツ谷が自分の部屋から出てきた


「よぉーし、ルナマナ 今日のご飯はカレーだぞ」


「わぁい、カレーだ」


「手を洗って来る〜」


とはしゃぎながら二人は洗面台へと走って行った


「あの…何か用事があるんじゃ…」



恐る恐る聞くに三ツ谷はニッと笑った


「大丈夫、先に飯食わせて寝る準備させないと 少しくらい遅れても怒られねぇよ」


言いながらカレーの鍋を温め直そうとキッチンへと足を向けた


「あのっ!私がルナマナちゃんを見てます!」


「えっ!?」


驚いたように振り向く三ツ谷には続けた


「その…ルナマナちゃんと遊ぶの楽しいし少しの時間なら大丈夫…あ、でも三ツ谷くんが心配なら無理にとは…」


「いや、願ってもない事なんだけど、さんこそ時間とか」


困惑している三ツ谷を見てはブンブンと頭を振った


「大丈夫、遅くなっても気にしないよ…」


最後の方は少し声が小さくなってしまったが悟られないようにワザと明るく言った


「ん〜じゃあお願いしようかな?その代わり帰りは俺に送らせてくれよ」


「ん、分かった」


コクリと頷くのを三ツ谷は確認したら「じゃあ着替えてくるわ」と言って自分の部屋に入っていった


「お兄ちゃん、手を洗って来たよ〜」


「あれ?お兄ちゃんは?」


2人でやって来るルナとマナはキッチンにいるだろうと思っていた人物がいない事にキョロキョロと見回した


「あっ、お兄ちゃんなら今から出掛ける準備するんだって」


そう言いながらは三ツ谷の代わりに鍋を掻き回していた


「代わりに私と一緒にご飯食べてくれる?」


そう2人に言うとルナマナは嬉しそうに飛び上がった


「食べる!姉ちゃんとご飯!」


「ルナお手伝いする!」


「あ〜マナもっ!」


言いながらキッチンへと足を運ぶ2人に「じゃあお手伝いしてくれるかな?」と笑った





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