第8章 どんな君も=佐野万次郎
「、コイツ俺のダチで龍宮寺堅って言うんだ ケンチンって呼んで」
「おいこらマイキー そう呼んでるのはお前だけだろ 俺のことはドラケンとでも呼んでくれや」
「ドラケンくんね、じゃあボクの事はって呼んでよ」
ドラケンの自己紹介にそうが言葉を返すとマイキーがまた更に腰をキツく締めた
「はぁー!何簡単に呼びさせてんだよっ!また浮気か!?浮気なのかっ!?」
「く…苦しい苦しい!そして全く意味がわからない!」
「おい、マイキー、お前力強いんだからもう止めとけって …さん中身が出るぞ」
ドラケンの言葉にマイキーはしぶしぶといったように腕の力をゆるめた
「そもそも何でさんを集会に呼んだんだ 1人で危ねぇだろーが」
「だってが俺のことボッチなんて思ってるから」
「ボッチだなんて思ってないよ!ただここ最近ウチの大学によく来るから友達と約束とかないのかなぁと思っただけで…」
「「マイキー…」」
声が重なるように呆れた声を出す2人に
「だって会いたかったんだもんっ」
そう言うとマイキーは再びの腰に抱き着いた
「だもんじゃない!最近帰りが遅いと思ったら!」
エマの声にマイキーは聞いてるのか聞いてないのかわからないような顔をしてそっぽを向いた
「そんなに頻繁に行ってたらさんも迷惑だろーが」
ドラケンにも小言を言われ、僅かに顔をしかめたマイキーの様子には慌てて否定した
「だ…大丈夫 迷惑とは思ってないから!まぁたまには友達との約束を優先しちゃうけど…」
「え〜っ!友達より俺を優先してくんないの?」
「マイキー いい加減にしないとさん困ってんぞ」
「ちぇっいいもん、その内 俺優先になって貰うから」
「……はは(もう意味がわからないと言うのも疲れた)」
「おら、そろそろみんな集まってっから行くぞ」
そうドラケンが向きを変えて歩き出すと続くように三ツ谷が後を追った
「、終わったら一緒に帰ろうね」
そうマイキーが言うとの返事も聞かずに同じように歩いていった