第7章 先手=松野千冬
の言葉にじわじわと心が温かくなるのを感じた
やっぱり好きだなぁと改めて感じた
「それに千冬くんが私達を仲がいいと感じるのは私達の間に『兄妹』みたいな絆があるからだと思うよ」
「…絆」
「だから圭介達は頼れるお兄ちゃんって感覚かなぁ?」
同い年なんだけどねぇ と笑いながら話すにほっとした顔をした
「私は千冬くんみたいな人が好き」
「…へっ?」
突然言われたからの爆弾発言に千冬の目が点になった
「何事にも真っ直ぐで素直で…「う…うわわわわっ!さんストップストップ!」
徐々に自分でも分かるくらいに顔が熱くなる千冬は慌てる様にの言葉を遮った
「あぁ 急にこんな事言い出したら気持ち悪いよね ごめんね」
千冬の静止にそう勘違いしたは少し困ったような顔をするとスクっとソファから立ち上がった
「そろそろ戻ろっか 圭介達もう寝てるかも」
そう言いながら歩き出そうとするの手を千冬は慌てて掴んだ
「き…気持ち悪くなんてないです!寧ろそんな風に思っててくれて嬉しいというか…光栄というか…あれ?俺 何言ってんだろ」
必死で伝えようと考えれば考えるほどまとまりのない言葉が出てくる
「あのっ…!俺も好きです!」
間違った!とハッと気が付いた時には遅かった