第7章 先手=松野千冬
千冬はその光景を想像すると喜ぶの姿に必死で飲み込もうとしている場地達の姿が想像出来た
「やっぱりさん達は仲がいいですね」
ポツリと呟く千冬には「まぁ、小さい頃から一緒だしね」と軽く笑った
「…さんは場地さん達みたいなのが好きなんですか?」
「へ?あぁ、好きだよ」
突然聞かれた質問に間髪いれずに返すに千冬は少しだけ眉根を寄せた
「即答ですか…まぁ一虎くんはともかく場地さんは男の俺から見てもカッケェですからね」
そう言う千冬には首を傾げた
何で千冬は今さらそんな事を確認するのだ?2人は幼馴染なんだから好きか嫌いかと問われたら好きに決まってるじゃないか
それこそ兄妹の様に育ってきているのだから
「俺っ!!いつか場地さんみたいになりますからっっ!!」
「おぉっ!?」
いきなりガタッと立ち上がりに向かって力説する姿には戸惑う
「きっとカッケェ!ってさんに思われるようになりますから」
「俺のことも見てくださいっっっ!」