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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第6章 距離の温度=羽宮一虎



翌朝、朝食と着替をしに部屋へと戻った一虎は2人の熱い視線に眉を寄せた


「…何?」


「何ってお前、なんで戻ってこなかったんだよ」


「はぁ?場地が追い出したんだろう?」


「いつ俺が追い出したかよ!」


「追い出しただろ?!しょーがねーからの部屋の風呂に入ったんだよ」


「なっ!?俺はユニットバスで充分だろって言ったんだ の部屋のを使えなんて言ってねーよ!」


それからは2人の言った言ってないの攻防が暫く続いたが それをいい加減見兼ねた千冬が間に入った


「ま…まぁまぁ、場地さんも一虎くんも過ぎたことはしょうがないじゃないですか」


「まぁ千冬の言う通りだな そんではどうしたんだよ」


未だに現れないに場地は探るような目で一虎に聞いた


「あぁ、まだ寝てる 昨日疲れたんじゃね?」


「はぁぁぁ!一虎っお前何してくれちゃってんだよ!」


「一虎くん、それはマズイですって 仮にも社員旅行なんですから…」


一虎の意味深な言葉に盛大な勘違いした2人は口々に非難の声を浴びせるが当の本人は顔をしかめた


「は?何勝手に解釈してんだ?昨日寝るまでずっと話してたから疲れたんだろうって意味なんだけど…」


モソモソと服を着替えながら訝しげな顔でこちらを見てくる一虎に場地は誤魔化すようにゴホンと咳をした



「だよな 頭にお花畑でもありそうなお前らだもんな うん、何もあるわけないよな」


「…なんかすっげー馬鹿にされてる感じがすんだけど…」


「気の所為ですよ、気の所為…っあっ!おはようございますさんっ」


場地の言葉に更に眉根を寄せる一虎に千冬は気をそらそうと部屋に入ってきたばかりのに向かって声高々に挨拶をした







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