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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第6章 距離の温度=羽宮一虎




突然の事でが目を白黒させている間にも一虎はずんずんとと足を進め、綺麗に敷かれている布団へと下ろした



「は?え?なにっ!」



何故布団に下ろされたのか分からないまま一虎をは見た



「このまま一緒に寝よう」


にこりと爆弾発言する一虎にはみるみる顔から火が出るくらいに赤くなってブンブンと首を振った



「無理無理無理!!何言ってるの!?一虎」



「え〜そんなに全力で拒否しなくても…」



顔を真っ赤にしながらも嫌がるの姿も可愛いと思うなんて末期症状だ


「拒否するでしょっ!と…隣には圭介達もいるのにっ!何考えてるの!」


「こそ何考えてるんだよ 俺はただ一緒にくっついて寝ましょって意味だったんだけど」


「…へ?」


「お互いこーゆー距離に慣れないと前にも後ろにも進めねーだろ?だからほら」


そう一虎は言うと上布団を捲りあげてゴロンと寝転ぶと隣をポンポンと叩いた


「ほんとーに寝るだけだよね?」


「だけ!何?俺そんなに信用ねーの?」


「………。」



「黙んなよ!!」



そんなやり取りをしながらも最後はシブシブといったようにが一虎の横に恐る恐る近寄った


「はい おやすみー」


「わぷっ!!急に布団掛けないでよ!」


「だって掛けないと寒いだろ?」


「それはそうだけど…」


小さく呟いて一虎に背中を向けた格好で寝ようとする様子に一虎は小さくため息をついた


まぁ彼女にしてみれば同じ布団で寝るなんていっぱいいっぱいの行動なのだろう


だけど少しだけ空いた布団の中の空間がまた距離が出来たように感じた


「おい、芋虫みたいな格好するなよ 隙間が空いて寒いだろ」


「ちょっ!芋虫みたいって…」



背中を丸めて背を向けた状態なのはさすがに2人の間にさすがに空洞が出来て寒い


「これじゃあ布団被ってんのに風邪引くだろ」


そう言うと一虎は後ろを向いて丸まっているの腰をぐいっと引き寄せた


「わひゃぁぁぁぁ!一虎っ近い近い!」


ぴったりと体を寄せた状態には驚いた様にバタバタとしだした














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