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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第4章 プロローグ=場地圭介 羽宮一虎 松野千冬



「…あっ!じゃあ間を取って6時半はどーっすか?」


これじゃあ埒があかないと思った千冬は慌てるように2人に提案した


「おー千冬、いい考え」


「ッス!」



圭介が千冬に にかっと笑いかけると千冬は嬉しそうに笑った



「一虎もそれでいいよな?」


「別に食えるなら問題ねーし」


そう言うとスタスタと先に歩いて行ってしまった


「あの、俺 余計な事言いましたっけ?」


一虎の様子に少し焦ったような顔をする千冬には首を振った


「一虎は昔からあんな感じだから大丈夫」


そう返すと安心したような顔を千冬は向けた



「それではこちらお部屋の鍵です」


言いながら仲居さんは部屋のカードキーであろうカードを差し出した   2枚


「こちらが翡翠の間でこちらが瑪瑙の間でございます」


仲居さんから差し出されたカードを圭介が受け取るとの前に1枚差し出した


「ん、こっちがの部屋な」


「え?待って 何で?」


「あ?こっちが何でだわ 部屋別々に決まってんだろ?」


「いやいや!私一人に一部屋って勿体ないじゃない!」


圭介達の事だからみんなで雑魚寝だろうと勝手に決めつけていたから予想外の事にの目が丸くなった

「勿体ないとかそういう話じゃねーって、お前女なんだから当たり前だろ」


そう言うと圭介はカードでペシっとの額を叩いた


「…じゃあ遠慮なく…」



叩かれた額を触りながらは渡されたカードを受け取ると小さく呟いた


昔から圭介はちょいちょい女扱いをしてくれる


いつもそんな事は感じさせない付き合いだからたまにそう扱われると照れるの一言だ


「じゃあ、荷物置いたらこっちの部屋に来いよ どうせ夕食はこっちの部屋にしてもらったから」


「分かった 荷物置いたらすぐに来るね」


「さん また後で」


そう言うとは一人で部屋に入って行った



「ねぇ、早く入ろうよ」


扉の前で急かす様に言う一虎に圭介は「はいはい」と言いながらカードキーで扉を開けた







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