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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第1章 喧嘩するほど仲がいい?=佐野万次郎



「それならそう言ってくれればいいのに…」


「アイツ、空気読めない行動多いけど そういうの照れるんだよ」


横から割って入るように言う場地になんとも言えない顔を向けた


「あぁ、そう言えばこんな事も言ってたな『俺のバブに乗せたいと思った女はだけだ』だってどんだけ惚れてんだよ」


思い出した様に笑うドラケンの言葉に嬉しそうな顔のマイキーが脳裏を掠めてはキュンときてしまった




「あれ〜ケンチン 今日早いじゃん」


「…お前が遅れてんだよ」


聞き慣れたバイク音と共に現れたマイキーと三ツ谷はバイクを停めるとこちらにノロノロと歩いてきた


「あ…あの、万次郎!」


は何か言いたげな表情でマイキーへと駆け寄った


「ん?どうした?集会前に声かけるって珍しいな」


そう言うマイキーにはモゴモゴとなにか言いたそうだ



「ん、ゆっくり聞いてやるからまた後でな」


そう言ってポンッとの頭をひとなでするとそのままいつもの定位置へと向かって行ってしまった


頭を撫でられられた箇所を自分で再度触るとは大人しく邪魔にならない場所で見ていることにした


「おい!お前ら集会始めっぞ!!」



そうドラケンが叫んだと同時に集会が始まった





※   ※   ※   ※   ※   

集会が終わってゾロゾロと解散する中、マイキーは真っ直ぐにの元へと向かって行った


「さっ、帰ろうか」


そう言って笑顔を向けてくるマイキーにはスッと手を差し出した


「ん?手を繋いで帰りたいの?いいよ」


嬉しそうに差し出した手を取ろうとしたら「…違う」と小さな声でが呟いた


「…バイクに乗るからヘルメット頂戴…」


「へ?」


まさかの言葉にマイキーの動きが止まった


「安全運転なら乗る」


とマイキーを見つめながら言うとマイキーの目がキラキラしだした








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