第3章 三ツ谷隆〜Another〜
あれからいつもの様にをバイクで送ってまた変わらない毎日を送る…が、三ツ谷はどうしても先日のの行動が気になって胸がモヤモヤとしていた
「ーおい、ー三ツ谷っ!聞いてんのかっ!」
「っへ?ーあぁ…悪い」
「どうしたんだ?集会の時もボーっとしてたろ」
いつの間にか顔を覗き込んで心配そうな顔をしているドラケンの姿が目に入った
今日はルナとマナをに預けて 一人で集会に参加していた
「なになに〜三ツ谷ってばと一緒じゃないから集中出来なかった?」
ドラケンの背中に伸し掛かっていたずらっぽく言うマイキーに「いや…そういうワケじゃ…」と三ツ谷は歯切れが悪く返した
「三ツ谷くん…本当にどこか具合でも悪いんですか?」
「タケミっち…」
オロオロと眉を下げて心配そうな顔をするタケミチの顔を見ながら ふと気が付く そういえば同じ学校だったなと思い出した
「なぁ、タケミっち…聞きたいことあんたけど…」
「えっ?なんですか?」
「最近アイツ学校でどんな感じ?」
「アイツ…あぁ!もしかしてさんの事ですか?」
突然の質問にタケミチは数秒遅れで気が付く
「どんな感じって言われると…普通に元気ですよ」
にぱっと笑って答えるタケミチに三ツ谷は聞き方を間違えたと思った
「あ〜…そうじゃなくて何かの周りで変わった事とかないか?」
「え"っっ!いや、ないと思いますよ?」
三ツ谷の質問にあからさまに動揺するタケミチは絶対に隠し事は出来ないタイプだと悟る
「…タケミっち…俺、正直者の方が好きだな」
「ひっ……!」
にっこりとタケミチに笑いかける三ツ谷だが表面は笑顔だがその裏に何とも言えない威圧感を含んでいた