第3章 三ツ谷隆〜Another〜
そのの素早い行動に目を丸くしたのは三ツ谷でボーゼンとを見た
「あ…あはは、ごめんね 友達からの手紙だから恥ずかしくって…」
そう言いながら慌てて自分の制服のポケットに手紙を突っ込む姿に三ツ谷は違和感を覚えた
友達からの手紙をあんなに乱暴に扱うような性格の彼女ではない事は分かっていた それに…チラリと見えた彼女の名前の文字は男が書いたような字に見えないでもなかった
だけどが何も話さないということは見間違いだと言い聞かせることにした
「はーい、出来たよぉ 並べてください」
「「はぁい」」
お盆に人数分のシチューの皿を運んできたはいつもと変わらない笑顔だ
「おっ、美味そうだな」
「ふふっ、隆くんには多めにしてるからね」
いつもと変わらない態度 笑顔 だけどどうしても先程のの慌てた様子と手紙が気になって仕方がなかった