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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第1章 喧嘩するほど仲がいい?=佐野万次郎



「…ちょっと手を緩めてくんね?」


「一瞬でも緩めるもんか」


お互いに譲らない攻防に最初に音を上げたのはマイキーで


「もういいじゃん〜イチャイチャしたい〜不足!」


と、またもやのお腹辺りを頭でグリグリしだした


その様子に観念したように短く息をつくと小さな声でポツリと呟いた



「…ソファじゃ嫌」


それを合図にマイキーはガバっと顔をあげるとの腰に抱き着いたまま軽々と持ち上げた


「わわっ!」

急に視界が良くなった事に驚いたは思わずマイキーの頭にしがみついた


「あ〜この体制、頭の上にの胸が当たる〜」


「ちょっ!変態!」


「不可抗力じゃん、持ち上げたらそこに胸があったんだもん」


「………。」


じとーっと疑いの目を向けるにマイキーは「マジだって!」と言いながらそのままの体制でベッドへと腰を下ろした


「じゃあ沢山イチャイチャしようか」


嬉しそうに口元が弧を描いているのを見るとも同じ様につられてしまった


「沢山はちょっと…」


「え〜っ今更!?まぁその内そんなこと考えられなくしてやんよ」


くるりと視界が反転して柔らかいスプリングのベッドがギシっと鳴った


あ、これは明日立てるかな?などと頭で考えるがはにまにまと上機嫌なマイキーに何も言えることは皆無で


「明日はケーキね」


「いくらでも」


そう返してくるマイキーにこれ以上は言葉はいらないという風に首に両手を回した














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