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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第1章 喧嘩するほど仲がいい?=佐野万次郎



「じゃあ、私 隆くんの家に靴を取りに行くから何か靴貸して」


「…は?」


の言葉にマイキーは不機嫌そうな顔をした


「は?じゃなくて裸足のまま隆くんの家に行くのは足の裏が痛いかなぁって…」


そういうの顔を見るとマイキーは更に力を込めて顔をうずめた


「駄目」


「駄目って…「いくら幼馴染みでもこんな時間に男の家に行くなんて駄目」


あからさまなヤキモチにの顔は少し緩んだ


「何で笑ってんの?」


「だって隆くんにヤキモチって…ふふっ」


頭の上から聞こえる小さな笑い声を掻き消すようにマイキーは少し拗ねたように口を尖らせてそのままの口での唇に掬い上げるようにチュっと軽くキスをした


「!!ちょっ!」


「他の男の名前呼ぶなよ、拗ねるじゃん」


驚いて両手で口元をバッと隠すにマイキーはペロリと口元を舐めながらを下から見つめた


図らずとも上目遣いになるマイキーを見てはツラがいい!などと不覚にも思ってしまった


「なぁ、もう仲直り?」


絶対に分かっててやっているだろうというように上目遣いでまたもや聞いてくるマイキーに思わず目線をそらした


「…その顔狡い…」



「え〜どんな顔?それに俺の顔よりの顔のほうがよっぽど狡いだろ」



「それこそどんな顔よ、普通の顔だし」



少し機嫌を取り戻したマイキーはにまにまと笑った


「ん〜もっとキスしてって顔」


そう言うとそっとの頬をマイキーの手が触れた


「それは万次郎の願望でしょ?」


頬に触れる温かい温もりに自らスリっと顔を寄せた


「…嫌?」


「嫌そうに見える?」


その言葉と同時にマイキーはまたの唇を塞いだ


チュッチュッと何度かリップ音を立ててキスをしながらゴソゴソとマイキーの手が服の中に入り込んできたのにが気付くとその手をガシっと掴んだ


「バレた?」


「バレないと思ってる事に感心するわ」


「え〜そういう雰囲気だと思ったんだけどなぁ」


残念そうに口を尖らせて言うマイキーだがググッとそのまま上に滑らせようとしてもそれを阻止するかのようにの手が拒んだ









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