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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第2章 居場所=三ツ谷隆



のその一言に三ツ谷はピクリと眉を動かした

「俺はの方が可愛いと思うけどな」

「や…やだなぁ お世辞でも照れるじゃない」


言いながらその言葉に耳がほんのり赤くなったのを隠すようにジャバジャバと水を出して野菜を洗い出した 

「ほら、そうやってすぐに赤くなる所も可愛い」

ツンっと赤くなったの耳を突くとビクッとの肩が跳ねた


「ははっ、ホント困るよ」


「えっ?」


困るという言葉に慌てて振り向くと三ツ谷の手がの頬を撫でた


「可愛い過ぎて困る」


言いながら三ツ谷の顔がへと近づいてくると同時にインターホンの音が響いた

「あ…あれ?引越し屋さんかな?」

「…俺が出るよ」


鼻先まで近くなった三ツ谷の顔がスッと離れると少し拗ねたような顔の三ツ谷がインターホンのモニターへと足を向けた


「…ったく折角…あ"?」


ブツブツと独り言を言いながらモニターの画面を見ると三ツ谷はピタリと顔が固まった


「?どうしたの?隆くん」

三ツ谷の様子が気になったのか濡れた手を拭いて同じ様にモニターへと向うと三ツ谷の後ろからひょいとモニターを覗いた

「…え?」

モニターに映し出されたのはワクワクしたような顔をしながら立っているマイキーの姿だった


「〜!引っ越し祝い持って来た 一緒に食べよう」

ガサっと袋を掲げながらにかっと笑うマイキーの姿に三ツ谷はバッっとの方へと視線を向けた


「言ってない言ってない!」


三ツ谷の言いたいことがわかったのかは慌ててブンブンと頭を振った


そう まだは引っ越しはするとは伝えたけど場所までは落ち着いてからゆっくり話そうと思っていたからまだ話していない 唯一話したとすればそれは…


「…ごめん、」


マイキーの背後から小さな声で謝罪の声が聞こえると オズオズとエマが顔を覗かせた


モニター越しから見ても申し訳無さ感がハンパない



「エ…エマちゃんが謝ることじゃないからっ!」


エマの様子には慌ててモニターの通話ボタンを押しながら言うとマイキーは「ほらっ!が怒るわけないじゃん」と勝ち誇ったように言った










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