第2章 居場所=三ツ谷隆
「オッケーオッケー 俺、そういうの得意だから」
ピョンピョンと跳ねながら修哉に近付いてくるマイキーに修哉はバカにしたように鼻で笑った
「俺の顔に傷が付いたらあの女が悲しむぜ それにお前みたいな奴のなんて弱っちい…」
ドゴッッ!
修哉が話している途中で背中の後ろにある壁がめり込む
「あれ〜失敗失敗」
めり込ませた手をふるふると振りながらマイキーは平然と呟いた
その事に修哉は一気に青くなった
「…マイキー、の家だぞ穴あけんな」
後ろから見ていたドラケンにそう言われているマイキーを見て 三ツ谷は小さくため息をついた
「マイキーを止められるのはドラケンだけだかんな」
「わかってるよ、ほらマイキー、ここだここ」
そう言いながら修哉のお腹をポンポンと叩きながらニヤっと笑う
「次は外さねー!」
などとワクワクした顔をしながらグルングルンと腕を回してるマイキーとそれを何も言わずに見ているドラケンに修哉は病人か?というくらいに青い
これは…ドラケンも楽しんでんなと見てて思ったが早くを安全な場所で寝かせたいと思った三ツ谷はその場は任せて部屋を出た