第21章 ヨルナミとおバカ主人公6
ヨルナミ「涼子ー!!ちょっと来なさい!!」
「あら〜?今回はヨルナミからお呼び出し?珍しいわね!いつから私より偉くなったのかしら?」
ヨルナミ「最初からそなたより偉いですから!そんなことより!民が皆そなたと私が夫婦になったと勘違いしてるではありませんか!」
「そうなの!?よかったわね〜!私みたいに若くて可愛い美少女が嫁だと思われるなんて光栄じゃないの!」
ヨルナミ「全然光栄じゃありません!夜の営みで母乳を求めてくるとかデタラメ言っただろー!!」
「あらま!バレちゃった?首飾り買った店のおっちゃんが『お妃様!ヨルナミ様との夫婦生活はどうだい?』なんて聞くからさ〜!『お妃様だなんて…オホホホホ!!もぅ、ヨルナミったら夜になるとお母さんの母乳を思い出しておっぱいばかり求めるのよ!やんなっちゃうわ〜!マザコンという持病が治らなくて〜!』って言っちゃった!てへっ!」
ヨルナミ「……ありもしないことをベラベラと!!そもそも夫婦でもないのに夫婦生活なんてあるはずがないでしょうが!」
「ヨルナミ…あんまり怒ると血圧上がっちゃうよ?」
ヨルナミ「誰のせいで怒ってると思ってるんですか!!」
「………さてと、暇だしクンヒラのおっさんでもからかってくるかな。」
ヨルナミ「ちょっとお待ちなさい!ちゃんと民の誤解を解いてくださいよ!?せめて母乳の話だけでも!」
「え〜…無理だよ。あの人に知られちゃったし…」
ヨルナミ「あの人とは??」
「スズクラで有名な噂大好きなお喋りなおばちゃん!首飾り買った店の隣で服売ってるおばちゃんでね?そのおばちゃんが知った噂話は光の速さで何人もの人に伝わると言われてるのよ!」
ヨルナミ「なっ……じゃぁ…」
「もうどうにもならないくらいの人数に知れ渡ってるわね!」
ヨルナミ「なんてことしてくれたんですかー!!」
終われ