第20章 ヤタカとクリスマス(パパの育児奮闘記？主人公)

「よし！今回は成功！」
単純な形の物は割とちゃんと魔法で出せるのである。
ヤタカ「これを木に飾るのか…綺麗だね。」
「うん！…案外飾ると本物のクリスマスツリーっぽいかも！あとはクリスマスの料理だね！食べ物出すのは得意だからこれは大丈夫だし〜(あとはプレゼントだな。パパに何か用意しないと！)……パパ！クリスマスパーティ明日でいい？涼子、他にも準備する物あるからさ！」
ヤタカ「…あぁ、いいよ。(僕も準備したい物があったから丁度いい。)」

そして次の日、涼子とヤタカ二人きりのクリスマスが始まる。
「パパ…その格好どうしたの？？」
ヤタカは本物のサンタを知らないので涼子に聞いて自分なりに想像してサンタの格好をしてみたのである。ちなみに付け髭はパーティグッズの鼻眼鏡のような髭で服は赤いベストに白いズボンという格好であった。
ヤタカ「一応…サンタというのを想像してみたのだが…違ったかな？」
「うん…ちょっと…でも…(ダメだ…笑ってはいけない！パパは一生懸命なんだから…)パパありがとう！涼子がサンタさんやってほしそうだったからやってくれたんだよね？嬉しい！」
涼子は笑いを堪えながら喜んだ。
ヤタカ「喜んでもらえたならよかった…正直、僕はこういう事をする柄じゃないからどんな反応されるのか心配してたんだ。…あっ！サンタは子供に贈り物をあげるんだよね？これ僕から涼子に…。」
ヤタカは涼子にプレゼントを渡した。
「プレゼントもあるの！？ありがとう！…実は涼子からもプレゼントあるんだよ？」
涼子はヤタカにプレゼントの箱を渡す。
ヤタカ「…ありがとう。涼子から貰えるなんて…嬉しいよ！開けてもいいかい？」
「うん！私のも開けてみるね！」
二人はプレゼントを開ける。
「わ〜！可愛い腕輪！」
ヤタカ「…綺麗な貝殻だね。もしかして僕の為に探してきてくれたのかい？」
「うん！涼子お金ないから拾った物でごめんね？でも魔法で出すよりいいかと思って…。」
ヤタカ「…とても嬉しいよ。これ…お守りにするよ。ずっと大切にする。」
「涼子も大切にするね！パパ、大好き！」
それから二人は親子水入らずでクリスマスを過ごしました。