第19章 ヨルナミとおバカ主人公のクリスマス
「ヨルナミ〜!!聞いてちょうだい!!」
ヨルナミ「…今度は何ですか?ハミ毛も下着の湿気も私は知りませんよ。」
「違うのよ!私の居た世界ではね!今日がクリスマスなのよ!」
ヨルナミ「くりすます??何ですか??」
「あぁ…こっちにはないもんね。まぁ私もよく分かんないんだけど大宴会やってパーっと盛り上がって〜ケーキ食べて〜プレゼント交換するの!あっ、プレゼントって贈り物のことね!」
ヨルナミ「要は騒いで飲んで食べて何か贈り合うのですね。宴会をやりたいのでしたら、贈り物はありませんが年が明けたら新年会をやりますからもう少しお待ちなさいな。」
「新年会とは違うの〜!ねぇ、ヨルナミと私二人でいいからやろうよ〜!!料理は私が用意するからさ!」
ヨルナミ「仕方ありませんね…。」
なんやかんやで付き合ってくれるヨルナミなのです。
そして早くも準備完了し涼子は露出の多いサンタのコスプレをして騒ぎ始める。
「じゃぁ始まるわよ!二人だけのちょっぴり寂しいクリスマス!」
ヨルナミ「ちょっとお待ちなさい!なんですか!その格好は!はしたない!」
「え〜いいじゃん!クリスマスなんだからさ〜。」
ヨルナミ「意味がわからない…。」
「クリスマスといえばサンタでしょ!サンタのお爺さんがこういう服を着て子供達にプレゼントをあげるのよ!」
ヨルナミ「……そんな露出の多い破廉恥な格好をした老人とは…妙ですね。変質者なのでは?」
「いや、露出はしてないから大丈夫!こういう色合いのってこと!じゃぁヨルナミはこっちを着て!」
涼子はトナカイの着ぐるみをヨルナミに差し出す。
ヨルナミ「…私はムルの格好などしません!」
「いや、ムル違うし!トナカイだし!トナカイはサンタの手下なの!さぁヨルナミ!着て私の言う事を聞きなさい!」
ヨルナミ「お断りします!」
ちなみに別にトナカイはサンタの手下ではありません。