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短編(アラタカンガタリ )

第18章 カンナギとクリスマス


そんなこんなしてましたがとりあえずクリスマスパーティはやる事になり、属鞘達も集まって大宴会になりました。みんな酒を飲みまくり酔っ払っております。
「あれま〜なんかただの大規模な飲み会になっちゃったわな。」
カンナギ「…涼子。」
「あっ!カンナギ様!酔っ払ってます??」
カンナギ「いや…そんなに酔ってない。………お前にこれやるよ!」
そう言うとカンナギは小さな箱を涼子に差し出した。
「………箱??」
カンナギ「いや、中を見てくれ。」
涼子はゆっくりと箱を開ると中には簪が入っていた。
「…これって、もしかして……」
カンナギ「お前がくれと言っていた、くりすますぷれぜんとってやつだ。」
「えっ…ありがとうございます。…いや、まさか貰えると思わなかったからびっくりしました…。」
カンナギ「何か欲しいと言ってただろ?…それに、お前は普段よくやってくれてるからな。たまには褒美だ!」
「…嬉しい!でも……」
カンナギ「でも??」
「これってどうやって使うんですかね??」
涼子は簪の使い方を知らないのである。
カンナギ「……仕方ねぇな、着けてやるからちょっと来い。」
カンナギは鏡のある部屋に涼子を連れて行き髪に簪を着けてあげた。
「おー!!私可愛いじゃん!!」
カンナギ「自分で言うか?……でもよく似合っている。」
「本当ですか??」
カンナギ「あぁ……可愛いぞ。」(かなり小声)
「え??」
カンナギ「だから!……可愛いって言ってんだよ!」
「……まさか、カンナギ様から可愛いと言われるなんて!!奇跡!?オヒカ様〜聞いてくださ〜い!!カンナギ様が〜!!」
涼子は大声でオヒカの元へ走って行く。
カンナギ「おいコラ!そんなことでデカい声出して騒ぐなよ!」
まぁそんなこんなでカンナギと涼子は仲良くクリスマスを過ごしたのであった。
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