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短編(アラタカンガタリ )

第4章 最強?変人女戦士!(五天鞘)


クグラ「くそっ!お前がさっさと後宮にもどらないから…この姿誰にも見せた事なかったのに…うわっ!!」
またリョウコは鼻血を出す。
「可愛い!!ヤバい!ヤらせろー!!」
クグラ「うわー!!鼻血汚ねぇ!!」
そして二人はしばらく楽しく追いかけっこをした。
クグラ「俺は楽しくねぇ!!」

「ハァハァハァハァ…出血多量で死にそう…。」
クグラ「ハァハァハァハァ…お前もう諦めろ!な?」
「諦めない!………ところであなたの名前は??」
クグラ「は!?カセフノにいる癖に俺を知らない!?つーか、イマカがクグラ様って言ってたろ!」
「いや〜、人の名前覚えるの苦手でね。では仕切り直して…諦めない!クグラ様の童貞は私が頂くわ!!」
クグラ「誰が童貞だ!!」
「えっ?違ったの??」
クグラ「さてと…疲れたしそろそろ寝るかな。」
「あっ!誤魔化した!」

そしてなんやかんやで一夜を共にしてしまった二人。甘い雰囲気は皆無で疲れて二人で雑魚寝しただけだが…。本当の姿を誰にも見せていないクグラにとって女性と一晩過ごしたのは初めての経験である。

クグラ「…初めて一晩過ごしたのがこの変態だなんてー!!」
「失敬な自分だって変身する変態体質じゃないか!」
クグラ「お前の変態とは別だ!」

そんなこんなで言い合いした後、二人は朝食を取った。
クグラ「…お前朝からよく食うな…。」
「ん?そお??普通よ。」
クグラ「普通じゃねぇよ!つーか、俺の何倍食ってるんだよ!?」
「ん〜軽く5倍??」
クグラ「食い過ぎだ!」
楽しい?朝食後リョウコは身の回りの整理を始めた。
クグラ「何やってるんだ?」
「何って、そろそろお暇しようかと。色々とやることがあるんでな。」
クグラ「色々??」
「ある目的を果たすためにずっと旅をしてるんだ。とりあえず昨晩は野宿しないで済んだから誘拐されてある意味助かったよ。」
クグラ「お前…野良人間だったんだな。」
「旅人とか普通に宿無しって言え!!」
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