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短編(アラタカンガタリ )

第13章 ヨルナミとおバカ主人公4


「だって〜。ヨルナミに見せたい物がいっぱいあったんだもん!」
涼子はデカいリュックの中身を出した。
ヨルナミ「いったい何が入ってるんです?」
中を見てみる。
ヨルナミ「こっ…これは!?」
中には涼子が大好きBL漫画が大量に入っていた。
「これヤバくない!?てか、ヨルナミにちょい似てるよね!?」
ヨルナミ「変なこと言わないでください!こんな男同士で…如何わしい!」
「え〜!これが萌えるんじゃん!」
ヨルナミ「理解不能です…。」
「そういえば、私の置いてったお礼の品開けてないの??」
涼子は箱を指差しながら言う。
ヨルナミ「あぁ…そういえば…。」
「ヨルナミが喜ぶような物が入ってるよ?」
ヨルナミ「どうせしょーもない物なんでしょう…。」
中を見てみる。
ヨルナミ「……………。」
「あら?嬉しくて言葉も出ない!?」
ヨルナミ「これは…どういうつもりですか?」
「見りゃ分かるでしょ?私のパンツ!一回履いたやつ!」
ヨルナミ「こんなもん要らんわー!!」
ヨルナミは箱をひっくり返した。
「なんて罰当たりな!!女子高生の生パンツなんてマニアが大金出してでも欲しい物なのに!?」
ヨルナミ「私は変態の使い古しパンツなんて興味ありません!」
「そんなー!ヨルナミの為にわざわざ一回履いたのに!!」
ヨルナミ「まだ未使用のがマシです!!」
まぁとりあえずヨルナミは元気になった。
これからも下品娘三神涼子の奇行は続くのである。

終われ
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